日光東照宮の「眠り猫」60年ぶりお色直し

栃木県日光市世界遺産日光東照宮の国宝の彫刻「眠り猫」が28日、
約60年ぶりのお色直しを終え、朱や緑など鮮やかな極彩色がよみがえった。

眠り猫は江戸時代初期の名工・左甚五郎の作とされ、
「日光」にちなみ日の光を浴びてうたた寝する猫が彫られたと言われる。
傷みが目立ったため、日光社寺文化財保存会が今年6月取り外し、
古い絵の具を洗い落とし、下地作りや彩色の工程を繰り返して仕上げた。

取り付け作業は、眠り猫が元々あった奥宮参道入り口で行われ、
保存会職人らが高さ約2.5メートルの壁面に慎重に取り付けた。

「見ざる、言わざる、聞かざる」で知られる彫刻「三猿」も修復中で、来年3月にも作業を終える。

写真:お色直しを終えて元の場所に取り付けられる国宝「眠り猫」

修復前


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修復後


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